デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

カメラやレンズをカビから守る方法

最終更新日:2019年5月2日

カメラやレンズの悩みで多いのがカビの発生。「レンズはガラスなのでカビが生えるなんて思わなかった」と思う人も多いようですが、カビは湿気と栄養分さえあればどこでも発生する可能性があり、カメラやレンズにカビが生えてしまうと画質の低下や曇りの原因になってしまいます。ここではカメラやレンズをカビから守る方法についてご案内いたします。

カビの発生を抑えるのは湿度が重要

まずカビが発生しやすい環境について考えてみましょう。これはカメラやレンズだけでなく、日常生活に関わる環境も含めてお話をさせていただきたいと思います。

カビの発生には「湿度」「温度」「栄養分」「空気」の4つが関わっています。カビが生育しやすい湿度や温度があり、加えて育つための栄養分や酸素があることで活動を行います。つまりこの4つの中の1つでも取り除いてしまえば、カビの発生を大きく抑えることができると言えます。

■湿度
カビが生える要素の中で最も関りが強いのが湿度です。湿度が60%以下になるとカビはほとんど繁殖できませんが、70%前後から繁殖をはじめ、80%、90%と高くなるにつれて急速に生育する速度が速くなります。カメラやレンズを湿気から守るには、湿度を50%程度に保つことが理想だと言われています。

■温度
温度もカビ発生の要素としては重要で、いくら湿度が高くても温度が0度以下になるとカビ菌は繁殖できません。(死滅するわけではありません)カビ菌は25度くらいが最も生育しやすい温度で、高温多湿な日本の梅雨時期は、まさにこの温度が当てはまります。

■栄養分
いくら湿度や温度が高くても、無菌の状態であればカビは繁殖できません。しかし自宅に半導体工場や研究所レベルの無菌室やクリーンルームを作るのは不可能ですし、カビ菌は手の垢や油なども栄養源にしてしまいます。できるだけ汚れや油は拭き取ることが大切ですが、完全に栄養源をゼロにするのは難しいと言えます。

■空気
カビ菌も人間と同じく酸素を必要とします。しかし微量の酸素でも活動することができますので、完全に真空にするか、酸素を完全に追い出さない限り、カビ菌の繁殖を抑えることは難しいと言えます。

以上4つが繁殖の条件となる訳ですが、一般的に考えて「温度・栄養分・空気」は完全に対策することが難しいのではないでしょうか。ですから対策として手っ取り早いのは「低湿度を保つ」ことになります。

低湿度を保つにはどうすればよいか

カメラやレンズを低湿度に保つには、海苔の保管を考えてみましょう。海苔はチャック付きのビニール袋の中に乾燥材と一緒に入れられていますよね。密閉されていて外気に触れることができないうえ、乾燥材のおかげで湿気もないため、取り出すとパリパリの状態です。

カメラも海苔と同じ条件で保管すれば低湿度を保つことができますので、密閉できる容器に入れておくことが大切です。密閉できるものはカメラ専用の簡易ドライボックスをはじめ、パッキンのついた食品用の密閉ケースなどが挙げられます。最悪の場合はチャックがついた食品保管用の袋(ジップロック)などでも代用できます。中に乾燥材を一緒にいれておけば、それだけで低湿度を保つことができます。

カビの栄養分になる汚れや脂もきれいに

汚れや脂を完全に除去することは難しいですが、ある程度キレイに掃除しておくだけでもカビ発生のリスクを抑えることはできます。使い終わったときなどは拭き掃除をしっかりと行い、クリーニングしておきましょう。クリーニングしてから密閉ケースに入れておけば安心です。

こちらではお手入れ方法についてもご紹介しています

カメラやレンズをカビから守る方法 まとめ

・カメラやレンズの天敵はホコリと湿気である
・一度カメラやレンズにホコリが入ったり、カビが生えたりすると自力での除去は困難
・ホコリやカビが生えないように、専用のケースに入れて保管することが望ましい
・防湿庫や簡易防湿ボックスなど、機材の量と予算に合わせて準備する
・簡易防湿ボックスを買う場合は、乾燥剤を忘れないように
・収納前にはカメラやレンズの手入れをしっかり行い、汚れや油脂を持ち込まないようにする
・レンズはつけっぱなしでも可 バッテリーは長時間使わないときは外しておく

管理人自身もお気に入りのレンズを何年も放りっぱなしにしてカビまみれにさせてしまった経験があります。ちょっとした保管方法の改善で、カビやホコリを防ぐことができますので、上記を参考にしっかり保管するようにしてみてください。

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