デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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高倍率ズームレンズ使いこなそう



ズームレンズの中でも1本で広角から望遠まで利便性の良さが人気の高倍率ズームレンズ、長所と短所を上手に生かして使いこなしてみましょう。1つはあると便利なレンズです。




高倍率ズームレンズってどんなレンズ?

普通のズームレンズと高倍率ズームレンズって何が違うのかといいますと、ズーム幅の大きさが大きいレンズのことをいいます。一般的なレンズとして18-55mm程度の焦点距離をカバーする標準ズームレンズに比べ、18-200mmなど広角から望遠まで焦点距離が大きく可変できるレンズです。

キャノンの18-200mm高倍率ズームレンズ(左)とニコンの18-300mm高倍率ズームレンズ(右)ニコンに至っては1本のレンズで16.7倍ものズームが可能な超高倍率レンズです。

 
高倍率ズームレンズならボケを生かした望遠撮影から広い範囲をダイナミックに写す広角撮影まで幅広くこなせますね。




高倍率ズームレンズの得意分野

機動性・利便性が良い
一般的なダブルズームキット(レンズ2本分)を1本でこなすことができるので、2つ持っていかなくてもよいのと、いちいち撮影シーンに合わせてレンズを交換する手間も必要ありません。瞬時に広角撮影と望遠撮影を切り替えて撮影したい時など、シャッターチャンスを逃がすこともありません。

望遠マクロ撮影が得意
高倍率ズームレンズは最短撮影距離が短いため、被写体に近寄って撮影するのも得意です。特に望遠側ではそれなりのマクロ撮影も出来てしまうので、ぐっと寄って背景をぼかすことも可能です。

望遠側で被写体に寄ると、背景がきれいにボケたプチクローズアップ撮影が可能です。




高倍率ズームレンズの弱点

広角側では背景がボケにくい
高倍率ズームレンズは複雑な構成になっているレンズが多く、開放F値が暗いです。(広角側で開放F3.5、望遠側ではF5.6~6.3程度) 暗いレンズは背景がボケにくく暗い場所ではシャッター速度が遅くなったり、AFが合いにくくなったりします。

色収差・歪曲収差が多い
レンズのズーム幅が大きい分、色収差や歪曲収差が発生しやすいのも高倍率ズームレンズの弱点です。といっても最近のレンズは技術の進歩により収差の少ないものも登場してきています。

レンズ構成が複雑になり重くなる
高倍率ズームレンズ1本で広角から望遠までこなす必要があるため、構造上レンズ構成が複雑になり大型で重くなる傾向にあります。最近では軽量化されたモデルも発売されています。



高倍率ズームレンズの上手な使い方

ここからは高倍率ズームレンズの弱点を表に出さない上手な撮影方法をご紹介いたします。便利なレンズなのでうまく付き合っていきたいですね。


絞りは開放で撮影しない
明るい場所などではF値をF8くらいまで絞って撮影するだけで、写真の中心から周辺までシャープネス(解像感)の高い作品に仕上がります。どんなレンズでも開放側よりも少し絞った時に最高のパフォーマンスが出るように設計されているので、絞って撮影するのがおすすめです。

望遠側で撮影してボケを生かす
高倍率ズームレンズは構造上暗いレンズになってしまうので、広角側ではあまりボケを生かすことができません。望遠側を上手に使うことで背景をキレイにぼかすことができます。広角側で使う場合は出来るだけ被写体に寄って撮影します。

暗い場所や望遠側での撮影はISO感度を上げる
高倍率ズームレンズは構造上明るいレンズにはできないため、暗い場所での撮影や望遠側での撮影では、手振れが気になりますね。
最近の高倍率ズームレンズは手振れ補正機能が付いているものが大半ですが、それも限界があります。
速いシャッター速度を期待できない時は、ISO感度を上げて手振れを補ってあげましょう。また、画質向上のため絞って撮影するときも有効です。




ダブルズームレンズか高倍率ズームレンズか

デジタル一眼レフカメラを買おうとすると、たいていの人が標準ズームレンズがセットになったレンズキットや、さらに望遠ズームレンズがセットになったダブルズームキットを買われることでしょう。

これらのレンズはコストパフォーマンスがよく、とても安く買うことができます。ボディ本体と高倍率ズームレンズを単品で購入すると、かなり割高になります。画質的には純正レンズならばキットレンズも高倍率レンズも大きな差はありませんので、予算的に余裕があれば初めからカメラボディ単体と高倍率ズームレンズを一緒に買うのがおすすめです。
レンズキットを買ってから高倍率ズームレンズを買うと、結局は高倍率が便利になり、キットレンズはやがて使われなくなってきますね。



おすすめ高倍率ズームレンズ

管理人おすすめの高倍率ズームレンズをご紹介します。やはり画質的に良いものは純正ですが、入門用としてはお値打ちなサードパーティ製も人気が高いです。


Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM

2012年に発売された新設計の7.5倍高倍率ズームレンズです。静音で高速なステッピングモーターを採用、広角から中望遠までの日常でよく使う範囲の焦点距離をカバーした使いやすいズームレンズです。
これがあれば様々なシーンを幅広く撮影できる1本です。

Canon EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS

4段分高性能手振れ補正を搭載した11倍ズームレンズです。

低分散ガラスで高画質を実現、さすが純正ズームレンズで、広角側で絞るとキリッとした仕上がりに、望遠側で綺麗にボケてくれます。旅行など1本で様々な焦点距離をこなせる便利なレンズです。

Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR

よく使う焦点域をカバーする5.8倍の高倍率ズームレンズ。お出かけレンズとしてはピッタリのサイズで、もうちょっと望遠が欲しいかゆい所に手が届く焦点域をカバー。
重量も420gと軽量で、スナップから風景、建物、室内撮りなど幅広く使える1本。

Nikon AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR

ニコンから発売された世界最高倍率のスーパーズームレンズです。何と1本で18~300mmまでの焦点域をカバーする正に鬼に金棒レンズ、1本あれば超広角を除き全てまかなえてしまいます。
やや重量が重いのと、価格はそれなりですが、複数のレンズを持っていけない環境下などではとても重宝するでしょう。

TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 Di2 VC PZD B008

サードパーティ製レンズの老舗タムロンから発売されている超高倍率ズームレンズ、15倍という超高倍率ながら、重さが450gとかなりコンパクト、たくさん機材を持っていけない状況などは広角から超望遠まで1本で全てこなせる万能レンズです。

賢く上手に高倍率ズームレンズを使ってみてはいかがでしょう。




一眼レフカメラの最大の特徴として、レンズを交換することができます。 初心者の方は買った当時のレンズだけをずっと使っていらっしゃる方も多いと思いますが、たくさんの交換レンズが出回っています。
レンズの特性編。ズームレンズの利点、弱点などを勉強していきましょう。
レンズを紹介しているサイトや、レンズをレビューしているコーナーなどで、よく「明るいレンズ」、「暗いレンズ」というのを目にしたことはないでしょうか。

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