デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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絞り羽根と光芒の関係



明るい太陽を一緒に撮影した時や、夜景などで眩しい照明などを撮影したときに光の帯が現れることがありますね。
これは光芒(光条)といって強い光がレンズを通った時に絞り羽根の重なった部分から光が漏れて写りこむ現象のことをいいます。






光芒の数は絞り羽根の枚数で決まる

下の図は絞り羽根が5枚のものと6枚のものです。




ここに強い光が入ると、下の図のようになります。




絞り羽根が重なっている部分に光の筋が入ります。また回折という現象によりその反対側にも光の筋が小さく写り込みます。

ここで気づいた方も多いかと思いますが、5枚羽根の方には大小含めて10本の光の帯があります、また6枚羽根の方には大きい光の帯が6本あるのが分かりますね。

このように光の帯(光芒)の数は、絞り羽根の数によって左右されます。偶数の絞り羽根は枚数と同じ数の光芒が、奇数の絞り羽根の場合は枚数の倍の数の光芒が写し出されます。





光芒の鋭さは絞りで変化する

ダイヤモンドのように輝く太陽や、鋭い輝きを放つ夜景写真などを撮りたいと思っていても、思うような光芒が撮れないと思ったことはないでしょうか。

光芒の強さは絞りと大きく関係しています。


この表を見ると一目瞭然ですね、要は絞り込むほど回折という現象がおこるため、光芒が鋭くなります。しかし絞り込みすぎると回折という現象が強まり「小絞りボケ」と呼ばれる状態になります。

小絞りボケになると写真の解像感が失われ、ピンボケしたみたいな状態になりますから、程よく鋭い光芒を楽しむならF11~F16くらいで撮影するのがいいですね。




絞り羽根の数でいろいろな光芒が楽しめる

絞り羽根が偶数の場合は、絞り羽根の数しか光芒が現れず、光芒も鋭く明るくなるため、絞り込むと星のような輝きになります。





絞り羽根が奇数の場合は、絞り羽根の倍数だけ光芒が現れます、少しやわからい感じに仕上がりますね。




鋭い光芒を写すためのコツ

●絞りは絞り込む
絞りを絞り込むことで光芒は鋭く長くなります。AVモード(絞り優先モード)にして絞りをF11~F16くらいにすれば、いい感じの光芒が現れるはずです。
ただ夜景などを撮影している場合、そこまで絞るとシャッター速度が遅くなりますので、手振れに注意したり、ISO感度を上げるなどして対策が必要になりますね。

●仕上がりはアンダー気味に
日中の太陽などを入れて撮影する場合、あまり明るすぎるとせっかくの光芒も目立たなくなります。すこしアンダー気味(露出補正をマイナス寄り)に撮影することで、背景が暗くなり光芒が目立つようになりますね。







一般的なレンズは絞りを開放で撮影するより、いくらか絞った方が画質が向上します。カメラに詳しい方なら知っている方がほとんどですが、意外と知らない人も多いようです。
レンズフードは太陽光などの強い光を遮る目的がある他、レンズ自体の保護にも使われています。
風景撮影などで、明るい空と暗い木の枝などの間に紫色の変な色が写ってしまったことはありませんか。これはデジタルカメラ特有の現象で、パープルフリンジといいます。

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