デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

構図とは

最終更新日:2019年5月2日

みなさんはデジタル一眼レフカメラで撮影するとき「構図」について考えたことはありますか。今まで何気なくファインダーを見ながら撮影する場合と、構図を考えながら撮影するとでは、撮れた作品に大きな違いが出ることもあります。平凡な写真を脱出するうえでも構図の考え方はとても大切です。ここではデジタル一眼レフカメラにおける構図について考えてみましょう。

写真の構図ってどういう意味

構図と一言に言われても、何だか漠然としていて難しいと考えている方が大半だと思いますし、そもそも構図ってなんぞ?と思っている方も少なくないかと思います。まずはカメラ撮影における構図について少しお話しておきましょう。


まず構図を広辞苑で調べると、下記のように説明されています。

構図とは、絵画・写真などで芸術表現の要素をいろいろに組み合わせて、作品の美的効果を出す手段

言ってみればお弁当や料理の盛り付けと同じですね。限られた材料の切り方や盛り付け方などで、美味しそう、美しく見せる手段のことです。
これを写真撮影に言い換えると、いかに被写体のバランスや配置取りなどをセンス良く撮影することという意味になります。

プロカメラマンや写真集などに掲載されている感動的な写真や迫力ある写真なども、もちろん機材や環境なども優れていますが、上手な構図で撮影されている場合が大半です
言い方を変えれば、日常の平凡な景色でも、機材がしょぼくても、構図を考えることで迫力ある感動的な写真に仕上がることも可能なのです。

構図はどのように考える

お弁当の盛り付けとは違い、写真撮影においては人様のものの配置や組み合わせを勝手に変えるわけにもいきませんし、邪魔だといって自然なものを勝手に除去したり、組み替えてしまうことは許されません。
今ある状況を変えずに、自分自身が動いて構図を変えるしかありません。(自分の家や自分のものであれば別ですが・・・)

それでは、下の写真を見ながら考えてみましょう。

街を歩いていたら古い自転車が置いてあったので、思わず写真を撮りました。この構図は初心者の人や、構図のことをあまり考えない人が撮りがちな「日の丸構図」であり、それを横から撮った写真です。確かに自転車というのは分かりますが、単なる自転車を撮った… としかありません。

では、自転車の位置はフレーム中央のままにして、違う角度から撮影してみました。

自転車の様子がよくわかるようになり、建物の雰囲気も出るようになりました。

それでは次に、自転車の位置を少し左側にずらしてみました。

確かに自転車が主題であることに変わりありませんが、自転車の目立ち方が少し控えめになり、自然な感じにまとまりました。

最後に、撮影する場所を後ろ側に変えてみます。

少しアングルを低くして、自転車の位置も右下に配置しました。これから自転車がどこかへ出発するような物語が生まれ、建物の様子もよくわかるようになりました。このように1つの被写体でも撮影位置や角度を変えるだけで、全く違う雰囲気の写真になり、これが構図の考え方と言えます。

構図の変え方は何通りかありますが、以下のどれかを使って最適な構図になるようにアクションしなければなりません。
・カメラの向きを変える
・自身が移動してカメラの位置を変える
・撮影するモノの配置を変える(自分の所有物の場合)
・レンズを交換、または焦点距離を変えて写る範囲を変える
・撮影後にトリミング(切り取り)をして整える

このように自身が動いたり、ファインダーに写る範囲を変えることで、同じ被写体でも構図を変えることができるようになります。

よく素人の方で、いきなりファインダーを見てシャッターを切り、撮った画面を確認することもなく、次の被写体に向かってスタスタと歩いていく姿を見かけます。何も考えずに単にシャッターを押して撮っているだけの状態で、後で撮った写真を見ても「つまらない」「感動もない」ということになってしまうでしょう。

構図の種類

撮影に慣れた人や、構図の基本がわかっている人は自己流の構図で撮影している人もいらっしゃいますが、構図の基礎がわかっていない方は、まずは基礎的な構図について頭の中に入れておくようにしましょう。構図には以下のような種類があり、リンク先にて詳しく解説していますのでチェックしてみてください。

・横撮影と縦撮影
・三分割法
・対角線構図
・日の丸構図
・シンメトリー構図
・三角構図
・曲線構図
・消失点構図(放射構図)


どんなシーンでも1つの枠にはまるわけではない

上記のようにカテゴリー分けされた構図というものがありますが、「このシーンは絶対にこの構図でなければならない…」というような決まりはありません。答えは1つではありませんから、撮影前にあれこれ考えて撮ることで、自然と構図を頭に入れることになりますし、同じ被写体でもいろいろ条件を変えて撮影してみることも大切です。





また、上手な人の写真を見てみるのもよいでしょう。これはどんな構図になっているかを想像しながら作品を見ることで、「こんな撮り方があったんだ」「自分も今度同じことをしてみよう」と思うようになります。

構図とは まとめ

・構図を理解するとしないとでは、作品の出来栄えに大きな違いがある
・構図を変えるには、被写体の配置を変えるか、自身が動くかのどちらかである
・構図にはいくつかのカテゴリがあり、シーン別に基本的な構図がある
・構図の答えは1つではないため、いろいろ考えて何枚も撮るのがよい
・慣れてきたら自己流の構図を考えて撮影してみるのも楽しい

素人写真を脱出するには、構図を考えてカッコイイ配置で撮影するのが近道です。型にはまる公式というのはなく、同じ風景やシーンでもアングルや角度、撮影場所を何度も変えてたくさん撮影し、後で確認することで思わぬ収穫があったり「おっ!これいいじゃん!」と思う写真が出来上がっているかもしれません。上記を参考に構図について考えるようにしましょう。

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