デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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撮像素子の大きさ



デジタル一眼レフカメラに使用されている撮像素子(イメージセンサー)の大きさについてご案内したいと思います。


撮像素子って何?

撮像素子の大きさの前に、少し撮像素子についてご説明しておきたいと思います。

撮像素子とは別名イメージセンサーともいいます。カメラ本体では最も重要な部分のひとつで、撮像素子の性能で画質が左右されるといっても過言ではありません。

撮像素子は昔のカメラでいうフィルムの役割を担う部分で、レンズを通った光を電気信号に変える重要な部分です。


デジタルカメラの性能を表す画素数というものがありますが、画素数と撮像素子の大きさは比例しません。ですから高画素だから撮像素子が大きいわけではないのです。





撮像素子の大きさは主に3種類

デジタル一眼レフカメラに採用されている撮像素子の大きさは主に3種類です。

フルサイズ(36mm×24mm)

35mm判フィルムとほぼ同じ大きさの撮像素子で、今発売されているデジタル一眼レフの中では最も大きいサイズです。名称はフルサイズ機、ニコンではFXフォーマットとも呼ばれています。

特徴
面積が広いので感度が良く、暗い場所でも高画質に撮影可能
被写界深度が浅くなり、背景がとてもボケやすい
製造コストが高く、カメラの価格が高い
使用するレンズもフルサイズ用のものが必要となり、レンズ自体も大きく価格が高い
カメラ自体が大型化し、重量も重くなってしまう

フルサイズの魅力といえば、その撮像素子の大きさからの恩恵をたっぷりと受ける、暗い場所での高画質撮影と、うっとりするようなボケ味です!撮像素子の面積が広いので、少ない光でもしっかりと感光します。


以前は本体だけで30万円を超えるようなものしか発売されていませんでしたが、キャノンのEOS-6DやニコンのD600など、価格的には20万を切った初心者向けフルサイズ機も発売されてきました。(ボディのみ)

APS-C用のレンズはフルサイズ機には使えないので注意が必要です。




APS-Cサイズ(23.4mm×16.7mm)

APS-Cサイズの撮像素子はフルサイズのおよそ半分で、現在普及しているデジタル一眼レフ(デジタル一眼)カメラでは一番多く採用されている撮像素子です。

特徴
大量生産されているため、製造コストもかからず安価
画角が狭いので、望遠撮影に強いが、広角撮影はやや苦手
フルサイズ用のレンズも使え、写真周辺部の画質が落ちにくい
サイズが小さいため小型で軽量な本体が主流
フルサイズと比べると、暗い場所での高画質撮影は苦手
フルサイズと比べると、背景がボケにくい

レンズとセットで5万円前後で発売されている初心者モデルをはじめ、10~15万程度で発売されている中級機に至るまで幅広く普及しているモデルです。

カメラが小型化できるということもあり、デジタル一眼レフカメラの普及が一気に広がったのもこのサイズができたおかげといってもいいくらいですね。初心者の方が初めて買う一眼レフカメラも、大半がこのサイズのカメラかと思います。

フルサイズと比べてしまうと、いくつか劣ってしまう点もありますが、近年の技術開発の向上により、画質の面では非常によくなっていますので、APS-Cだから画質が悪いということはありません。



(マイクロ)フォーサーズ(17.3mm×13mm)

オリンパスとパナソニックのデジタル一眼カメラ(ミラーレス一眼カメラ)に採用されている撮像素子で、APS-Cが一回り小さくなった大きさです。

特徴としてはほぼAPS-Cと同じですが、フォーサーズという規格があるため、フォーサーズ用のカメラにはフルサイズ、APS-Cサイズのレンズをつけることはできません。(一部例外もあり)

APS-Cタイプよりもさらに小型化されたモデルも多種発売されており、コンデジに匹敵するコンパクトさで、女性にとても人気があるモデルも発売されています。




スマホやコンパクトデジカメの撮像素子は?

近年では1000万画素を軽く超えるスマホのカメラやコンデジのカメラも発売されています。一概に画素数だけを見ればこれらのカメラでもきれいに写るのでは?と思ってしまいそうですが、前述したように、画素数と撮像素子の大きさは比例しません。

スマートフォンなどに使われている撮像素子は、コンパクトにする必要があるのでとても小さいです。

  
(フルサイズの撮像素子とスマホの撮像素子の大きさ比較)

それぞれ長所短所がありますので、スマートフォンのカメラと一眼レフカメラを同じ土俵に出すのは無理がありますが、似たような画素数でもなぜ画質に差がでるのか?というのは撮像素子の性能や大きさに左右されます。




初心者はどれを買えばいい?

手軽に始められるのは、最も普及しているAPS-Cサイズか、ミラーレス一眼カメラで普及しているフォーサーズを選ばれるといいと思います。

少し予算的に余裕があり、本格的に高画質撮影を始めてみたい方は、初心者向けのフルサイズ機をはじめから買ってみてもよいと思います。



APS-C用のレンズはフルサイズ機では使えない

同じメーカーのレンズでも、APS-C用のレンズ(キャノンではEF-Sから始まる品番、ニコンではDXレンズと呼ばれるもの)は、レンズ径が小さいので、フルサイズ用のカメラに使うことができません。

逆にフルサイズ用のレンズ(キャノンではEFから始まる品番、ニコンではFXレンズと呼ばれるもの)は、フルサイズ機でもAPS-C用のどちらのカメラでも使うことができます。(大は小を兼ねるため)




露出ってちょっと難しい言い方ですが、簡単に言うと撮像素子やフィルムに光を当てることを露出(または露光)と言います。写真の出来栄えを左右する露出は、絞りとシャッター速度の関係で決まります。
レンズの種類や意味を知る上で最も大切な画角と焦点距離、ここでは画角と焦点距離の関係について勉強していきましょう。新しいレンズを買う時の目安としても役立ちます。
そういえばレンズやカメラを選ぶとき、よく出てくる言葉が「35mmフルサイズ」と「APS-Cサイズ」・・・これっていったいどういう意味?

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