デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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デジタルカメラの手ぶれ補正機能



デジタル一眼レフカメラを含め、多くのカメラやレンズには手ぶれを軽減する手ぶれ補正機能がついています。ここでは手ぶれ補正機能の解説などを中心にご紹介したい思います。


手ぶれ補正機能って何?

カメラを手で持ちながら撮影すると、少なからずカメラが振動します。どれだけ頑張ってカメラを動かさないようにしても、三脚のようにカメラを止めて撮影するのは困難と言えます。

手ぶれについてはこちらでも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

手ぶれは「遅いシャッター速度」、「画角が狭い望遠撮影」ほど出やすくなります。

手ぶれ補正機能は、手持ち撮影時での揺れによる影響を軽減する機能のことを言い、手ブレによる失敗が少なくなると思ってもらえればいいでしょう。

デジタル一眼レフカメラを中心に、コンパクトデジカメ、最近ではスマートフォンにも搭載されています。








手ぶれ補正にはどんな種類がある?

一概に手ブレ補正機能と言ってもさまざまな機構があります。大きく分けると「本体内手ぶれ補正」と「レンズ内手ぶれ補正」の2つがあります。まずはこの2種類の違いをご紹介いたします。

本体内手ぶれ補正

デジタルカメラ本体(ボディ)に手ぶれを補正する機能がついているカメラのことを言います。仕組みとしてはイメージセンサーが免震構造になっていると思ってもらえればいいと思います。カメラ本体が振動しても、イメージセンサーができるだけ踏ん張って静止するような機構になっています。
上下左右の揺れだけでなく、角度ずれや回転ズレなどを補正する高性能なカメラも登場してきており、さまざまなブレに対して軽減するようになってきました。

最近ではiphone6などスマートフォンにも手ぶれ補正を内蔵したものが登場してきました。





●メリット
本体に内蔵されているため、レンズを交換しても手ぶれ補正機能を使うことができる。
レンズに補正機能が要らないため、レンズをコンパクトに、また価格も抑えることができる。

●デメリット
レンズごとに補正するわけではないので、使うレンズの種類によっては補正効果が小さくなる場合がある。
ファインダー越しに手ぶれ補正効果を見ることができないので、実際に撮影して確認する必要がある

本体内手ぶれ補正を搭載している主要メーカーとしては、SONY・オリンパス・ペンタックス・パナソニックなどのカメラメーカーがあげられます。
コンパクトデジカメにおいては、多くのメーカーが採用しています。


レンズ内手ぶれ補正

交換レンズ内に手ぶれを補正する機能がついていることを言います。仕組みとしてはレンズ内にブレを補正するスタビライザが内蔵されており、像を安定させる装置が組み込まれています。


●メリット
ファインダー越しに手ぶれ補正の効果が視認できるため、ピタッと貼りついているのを実感できる。
そのレンズの特性に最適化された補正機能がついているので、補正効果が高い。

●デメリット
レンズが高価になり、構造が複雑になるため重くなる。
手ぶれ補正のついていないレンズでは補正は使えない。
構造上大口径の明るいレンズは手ぶれ補正レンズを作れない。

レンズに手ぶれ補正機能を内蔵しているメーカーとしては、Canon・Nikon・シグマ・パナソニック・タムロンなどがあげられます。




電子式手ぶれ補正とは?

上記でご紹介した2種類の手ぶれ補正は、光学式手ぶれ補正機能といい、どちらの場合も、レンズやイメージセンサーを物理的に動かして補正を行っています。

これらの構造は仕組みが複雑で、高価な機能ではありますが、画像の劣化がなく、補正効果が大きいことが言えます。

それとは別に、像のズレを内蔵のコンピューターで判別し、電子的に補正する方式を電子式手ぶれ補正と言います。光学式に比べると画像が劣化するため、静止画撮影に向きません。

どちらかというと動画撮影用のビデオカメラなどに採用されている機能で、連続で動く被写体のブレをソフトで処理するような仕組みです。




手ぶれ補正効果はどれくらい?

手ぶれ補正の効果を示す数値は一般的に○段分程度という表記をしています。例えば、「2段分の補正効果」と表記されていれば、シャッター速度を2段分上げた状態ど同様の条件で撮影したのと同じ手ぶれ効果が得られるということになります。

段数って何?という方はこちらもご覧ください。

例えば、30分の1のシャッター速度で撮影した場合と、125分の1のシャッター速度で撮影した場合とでは、どちらが手ぶれしやすいかと言われれば、もちろん30分の1で撮影した方が手ぶれしやすくなります。125分の1で撮影すれば、よほどブルブルさせない限り、手ぶれの影響は少ないと言えますよね。

2段分の補正効果とは、たとえ30分の1のシャッター速度で撮ったとしても、その2段分である125分の1で撮ったのと同じくらいの手ぶれの軽減が期待できるということになります。

性能の良いものになると、4段分程度の補正効果があるものもありますから、絶対手ぶれが起きるであろう8分の1のシャッター速度で撮影しても、125分の1程度で撮ったのと同じくらいの補正が期待できるレンズもあります。

○段分というのもあくまで目安になりますので、環境や実際の条件によってもかなり変わってくることが言えますが、補正のON・OFFでは差が著書に現れるでしょう。




結局どちらを選べばよい?

ボディ内とレンズ内ではそれぞれのメリット、デメリットがありますのでどちらがよいというのは難しいところですが。一般的にはボディ内手ぶれ補正は広角撮影に強く、レンズ内手ぶれ補正は望遠撮影に強いと言われています。またレンズなどのラインナップを増やす上でトータルの予算的には、レンズ内手ぶれ補正付きの方が割高になります。

主要なデジタル一眼レフカメラメーカー、CanonやNikonなどはレンズ内手ぶれ補正を採用しています。



手ぶれ補正を搭載しているかどう確認すればよい?

CanonやNikonなどのメーカーは、レンズに手ぶれ補正機能を搭載しています。メーカーごとに手ぶれ補正の名称が違うのが厄介なところですね。主要なメーカーでは以下のように呼ばれています。

Canon:IS(IMAGE STABILIZER)
Nikon:VR(Vibration Reduction)
SIGMA:OS(OPTICAL STABILIZER)
TAMRON:VC(Vibration Compensation)
Panasonic:MEGA O.I.S(MEGA Optical Image Stabilizer)

長ったらしい名前が並んでいますが、呼び名が違うだけですべて手ぶれ補正の意味です。カタログであれば品番のどこかにこれらの略称がつけられています。

Canon:EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
Nikon:AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR
SIGMA:17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
TAMRON:16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO
Panasonic:VARIO 12-32mm F3.5-5.6 MEGA O.I.S.

上記のような赤字の表記があれば、それは手ぶれ補正がついているということになります。


このように手ぶれ補正機能は快適に撮影するためになくてはならない機能と言えるでしょう。今後交換レンズや本体を購入するうえで、手ぶれ補正機能の性能などはしっかりチェックしておきましょう。




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