デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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レンズの絞りと画質



一般的なレンズは絞りを開放で撮影するより、いくらか絞った方が画質が向上します。カメラに詳しい方なら知っている方がほとんどですが、意外と知らない人も多いようです。

ここでは絞りと画質についてご案内いたします。




レンズの画質を決める要素

レンズの画質を決める要素はいくつかり、それを総合的に評価してレンズの良し悪しが決まります。当然良いレンズは評価が高く、価格も高くなる傾向にあります。

シャープネス
解像力(くっきり感)を表す意味です。もちろんシャープネスが高いレンズは良いレンズともいえますが、どんなレンズでもある程度絞るとシャープネスは向上します。

 
左はシャープネスが高く、右はシャープネスが低く解像感が失われています。(イメージ)


周辺減光
どんなレンズでも同じ明るさの平面を撮影したとき、中央から離れれば離れるほど光量が低下して暗く写ってしまいます。特に空を撮影したときには良く目立ちます。


写真上部の左右端が暗くなっているのが分かると思います。光量が低下して暗くなっています。


色収差
言葉での説明は少し難しいですが、レンズを通った光の波長がずれるために起こる現象で、簡単に言うと色収差が大きいレンズは画像がはっきりせずににじんだ感じになり、結果としてシャープ感が損なわれます。


明るい被写体と暗い被写体の境にできる紫色のパープルフリンジも色収差の1つです。


歪曲収差
歪曲収差(わいきょくしゅうさ)は画質とは異なり、画像自体が歪んでしまうことをいいます。例えば正方形のタイルが並んでいる壁を撮影したとします。普通なら碁盤の目のようにまっすぐ並んで見えますが、歪曲収差が大きいレンズだと膨らんで見えたり、へこんで見えたり変形して見えます。良いレンズは歪曲収差が少なく、自然に撮影できます。
ただし、超広角レンズや魚眼レンズなどは収差が大きいレンズもあります。





どんなレンズでも絞ると画質は向上する

どんなレンズでも目一杯絞りを開いた状態(開放)で撮影するより、絞って撮影した方がシャープネス・周辺減光・色収差の3つにおいて画質が向上します。
より画質がシャープになり、回りの明るさも均一になり、にじみも少なくなる・・・といった感じでしょうか。

一般的に開放F値から2~4段絞った状態がそのレンズの最高のパフォーマンスが出るように出来ています。(例外もあります)
1段絞るとは、今のF値を1.4倍した数値です。

明るい単焦点レンズ
開放F値がF1.4のレンズなら→F4~F5.6程度

明るいズームレンズ
開放F値がF2.8のレンズなら→F5.6~F8程度

一般的なキットズームレンズ
開放F値がF3.5のレンズなら→F6.1~F11程度

画質を求めるのならある程度絞って撮影するのがおすすめです。




絞りすぎは要注意

「それじゃあ絞れば絞るほど画質が向上するのでは」と考える方もいるんではないかな?と思ってしまいますが、絞りすぎると逆に画質は低下していまします。

レンズによって差はありますが、F11よりも絞ると徐々に解像度が落ちてきます。絞りを絞り込んでいくと回折という現象が起き、シャープさが甘くなって全体的にボケた写真になってしまいます。

回折現象を子供にも分かるように説明・・・・と言いたい所ですがかなりムズい内容なのでここでは説明しません。とにかく絞りすぎると画質は低下するというのをお忘れなく。



値段の高いレンズは開放から高画質に設計されている

高いレンズと安いレンズって結局のところを言うと、開放付近でも高画質に撮れるかどうかということになります。絞りを開放で撮ると、背景がボケやすくなりますし、暗い場所での撮影も有利になるので、絞り開放の恩恵は大きくなります。

良いレンズは開放側でもシャープで収差の少ない写真になりますが、レンズを作るのもそれなりの手間がかかるので、値段が高くなるというわけです。



明るい場所での風景やスナップ撮影は絞って撮ろう

ボケをあまり強くしない風景撮影やスナップ撮影などはF値を6~8程度に絞って撮影してみましょう。それだけでも仕上がりがずいぶん変わってきます。





F値とは、絞りの開き具合(光の取り込む穴の大きさ)を数値化したものです。絞り値ともいいます。絞りはレンズによってその開き具合を調整することができますが、どれくらい絞っているのかをわかり易く把握するためにF値が使われます
まずはデジイチでは欠かせない絞りについて説明していきましょう。ここで説明する絞りと後に説明するシャッター速度は、撮影の基本中の基本です。
レンズを紹介しているサイトや、レンズをレビューしているコーナーなどで、よく「明るいレンズ」、「暗いレンズ」というのを目にしたことはないでしょうか。

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