デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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ホーム > 初心者のカメラ基本用語 > 被写界深度とは

被写界深度って何?




ちょっと難しい言葉ですが、簡単にいうと「ピントが合っている範囲」のことを言います。 厳密に言うとピントが合う部分は範囲ではなく線になりますが、人間の目から見てくっきりしている範囲が被写界深度となります。

ピントが合わない部分はボケる

言葉で説明しても難しいので、図と写真でご説明していきましょう。

左の図のように一味、缶コーヒー、缶ビール、芳香剤を縦一列に並べます。

それからカメラを構えて、缶ビールにピントを合わせた状態でシャッターを切ります。

今回は絞り(F値)のみをいろいろ変えて撮影してみました。




写真A  絞り(F値)5で撮影
一味唐辛子がとてもボケています。


写真B  絞り(F値)10で撮影
一味唐辛子が少しぼやけています。


写真C  絞り(F値)29で撮影
一味唐辛子がくっきりしています。


上の写真から見ると、絞りを変化させることで、下の図のようにピントが合って見える範囲が変わります。
F値を小さく(開放する)とピントが合って見える範囲は狭まり、F値を大きく(絞る)とピントが合って見える範囲は広がります。

F5の場合は缶ビール付近しかピントが合いませんが、F29では全体にピントが合って見えます。

このように範囲が狭いものを被写界深度が浅い、範囲が広いものを被写界深度が深い、と言います。




被写界深度は「絞り」「焦点距離」「撮影距離」で変わる

これがデジタル一眼レフカメラを使う大きな特徴でもあります。ボケを大きくするには、絞りをなるべく開けて、 レンズも望遠側で撮影し、且つ対象物に近づけば近づくほど周りとのボケ差が大きくなります。いろいろアングルや設定を変えて撮影してみましょう。

風景など写真全体にメリハリのあるシャープな写真に仕上げたい場合は、被写界深度を深くして撮影します。

逆に花の接写や人物の撮影などには、被写界深度を浅くして背景をボすのが上手に撮影するコツです。

携帯のカメラやコンパクトデジカメでは、このボケを使った撮影が苦手で、一眼レフカメラの得意分野でもあります。被写界深度を理解することが、上達での第一歩ですね。


風景などを撮影する場合は被写界深度をなるべく深くするために、広角側でF値を絞って撮影します。



なるべくボケを強くしたい場合は、F値を開放して撮影すると、被写界深度が浅くなり背景をボカして撮影します。ズームレンズの場合はできるだけ被写体に近づいて望遠側で撮影すると効果的です。




F値とは、絞りの開き具合(光の取り込む穴の大きさ)を数値化したものです。絞り値ともいいます。絞りはレンズによってその開き具合を調整することができますが、どれくらい絞っているのかをわかり易く把握するためにF値が使われます
まずはデジイチでは欠かせない絞りについて説明していきましょう。ここで説明する絞りと後に説明するシャッター速度は、撮影の基本中の基本です。
レンズの種類や意味を知る上で最も大切な画角と焦点距離、ここでは画角と焦点距離の関係について勉強していきましょう。新しいレンズを買う時の目安としても役立ちます。
コンパクトデジカメや携帯のカメラではなかなか表現できない背景をぼかす写真は、一眼レフカメラの得意分野です。

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