デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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測光方式を理解しよう



カメラで被写体を撮影したとき、なんか暗すぎて被写体が見えにくくなってしまったり、逆に明るすぎて白っぽくなってしまったことはありませんか?




測光って何?

測光(そっこう)とは光を測るという意味です。(そのままですが・・・)カメラは適正な明るさの写真に仕上がるように、ファインダーに映る光の量や場所を測って絞り値やシャッター速度を調整してくれています。

普段オートモードなので私たちが何気なく撮影している写真も、実はカメラは明るさを測って適正な露出になるように調整してくれているのです。あまり目立たないので縁の下の力持ちって感じですね。

ですので初心者の方は測光について知らない方も多いようです。

測光は周りの光を測ってくれますが、極端に明暗が大きい被写体などは、カメラが決めた基準と自分が思っている基準が合わないために、思い通りに仕上がらなかったりします。

そんな場合、測光の方法が合っていないこともあるので、測光方式の基本を勉強しておきましょう。




カメラはレンズから入る光を測って露出を決める

カメラはレンズから入る光の明るさを測って「だいたいこれぐらいの設定にすればちゃんと写るだろう」というのを計算しています。



この世の中にはいろいろな明るさがあります、同じ場所でも日中と夜では明るさが変わりますし、家の中でも玄関と窓際では明るさは大きく違います。
カメラは様々な方式を使用して明るさを測っています。




評価測光・マルチパターン測光




カメラのメーカーによって言い方がいろいろ変わるので、多分割測光という場合もあります。ファインダーに写っている画面をいくつかのエリアに分割して明るさを測ります。
上の写真では縦4つ、横6つの合計24のエリアの明るさを個別に測り、最後にエリアごとの明るさを集計し、どれくらいの露出にすれば綺麗に写るかをカメラが判断します。一般的に使う測光方式では最もポピュラーで、何も設定していなければ、この設定になっています。
実際にはエリアは等間隔ではなく、カメラメーカーによって様々な工夫がされていますが、分かりやすくするために等面積の図で表しています。


■長所
比較的オールマイティな場面で使われる測光方式なので、失敗が少なく、普段の撮影はこのモードにしておけばOK。比較的明暗差が少ない場面で使うと正しい露出をしてくれます。

■短所
極端な明暗差がある場合や、逆光の人物撮影、暗い部分と明るい部分が50%ずつのようなシーンでは、自分とは意図しない露出に仕上がる場合があります。


逆光での人物撮影は明るいエリアが多いため、カメラが暗くしようとしてしまいます。




中央重点測光




ファインダーの中央にあるものに重点をおいて測光し、露出値をカメラが決めてくれるモードです。ある程度周りの明るさも考慮してくれるので、ここぞという被写体が決まっているときには特に有効です。特に上の写真のように窓の奥の景色に露出を合わせたい場合などに有効です。

■長所
明暗差がある程度大きいものの、重点をおきたい(基準の明るさにしたい)被写体が明確に決まっている場合におすすめです。円の外側の明るさは無視されますので、大きな明暗差であっても中央付近の明るさが反映されます。(上の写真のような構図を評価測光で撮影すると、暗い成分が多すぎて奥の緑が白飛びします。)

■短所
明暗差が少ない場所や、逆光時で被写体が小さいものに対してはあまり効果が出ません。





部分測光・スポット測光




部分測光・スポット測光は中央部のごく限られたエリアの明るさを測ります。その他の明るさは測らず無視されます。暗闇に光る白熱電球や提灯の明かり、逆光状態での人物撮影に向いています。

■長所
シビアな場所を基準に明るさを合わせることができるので、明暗差が複雑になっている被写体でも、柔軟に光を測ることができます。また極端な明暗差でも被写体の明るさを測ることができます。

■短所
明暗がない場所や、被写体が大きい場合などは、逆に意図しない明るさに仕上がったりしますので、普段使いには向きません。




通常は評価測光でOK 逆光時には部分測光も使える

測光方式を選んで最適な露出条件を出すというのは、どちらかというと中級者以上向きです。通常は評価測光にしておけば問題ありません。

ただし、明るい背景に人物写真などを撮影する場合は、どうしてもカメラが背景の明るさに合わせようとしてしまうため、人物が暗くなりすぎてしまいます。露出補正をするのも手ですが、部分測光にすることで被写体に明るさが合いやすくなります。


スポット測光は、ここぞと決めた場所に明るさを合わせます。慣れてくるとこちらの方が使いやすい方もいるようです。私もスポット測光をよく使っています。




よくある失敗写真の例として、白飛びと黒つぶれというのがあります。オートモードで撮影すると、カメラが自動的に適正露出になるように調整してくれますが、環境や被写体の状況によっては明るすぎたり、暗すぎたりする場合があります。
デジカメ用語でダイナミックレンジと呼ばれるものがあります、ダイナミックレンジとはCCDが感じとることができる最も明るい部分と暗い部分の範囲のことをいいます。
せっかくお気に入りの写真を撮ったのに、家に帰ってパソコンで見てみると「うっそ~!」なんてことありませんか?

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