デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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ホワイトバランスとは



写真の「白っぽさ」はホワイトバランスで大きく変わる

白いものを白く写すのが自然で綺麗な写真に写すコツです。ここでは、ホワイトバランスについて勉強していきましょう。




ホワイトバランスの説明に入る前に、光源について少しお話しておきましょう。

光というのは常に一定ではありません、太陽光が降り注ぐ日中の屋外、曇りの日、夕方、蛍光灯の室内、ぬくもりのある白熱電球でのレストラン・・・などなど、シチュエーションは様々ですね。

例えば、真っ白なボールを被写体として、様々な光の状況下で置いてみたとします。それを見てください。

人間の目では周りがどんな状況でもある程度白い色を白と認識出来ます。日中の屋外でも、室内でも、ちょっと暗い場所でも、たぶんこれは白いボールだと認識できるでしょう。

それは人間の脳の中で、光源の色を判断して、白いものを白と判別しているからです。


カメラは周りの光の色を設定してあげないと白がわかりません。そのためカメラにあらかじめ撮影時の光源の色を設定してあげないと、白いものが黄色っぽくなったり、青っぽくなったりしてしまいます。 それを防ぐためにホワイトバランスを調整します

ホワイトバランスとは、光源の光を色がどんな色なのかを調整し、白を白として正しく映せるように補正する機能のことをいいます。

では実際に、ホワイトバランスってどんなものなのかをご説明していきたいと思います。

下の写真の表は蛍光灯下で撮影した白色のティッシュの箱を様々なホワイトバランスの設定にして撮影しました。

taiyou.jpg(17441 byte)
太陽光(5200K)

日陰(7000K)

白熱電球(3200K)

白色蛍光灯(4000K)

くもり(6000K) オートモード
ティッシュの箱は白色ですが、先ほども説明したようにホワイトバランスを正しく設定しないと、黄色っぽく見えたり、青っぽく見えたりしていまいます。

写真は蛍光灯の下で撮影しましたので、ホワイトバランスも蛍光灯に設定するとより自然に白が再現されます。

「太陽光」「日陰」「くもり」の設定では箱が黄色っぽく見えます。逆に「白熱電球」では青っぽく見えてしまいます。

ちゃんと白っぽく見えるのは、適正どおりにセットした「白色蛍光灯」と「オート」でしょうか。設定ひとつ間違えるとガラリと感じが変わってしまうので注意が必要です




ホワイトバランスは白だけ変わるものでもない

上記の説明から見ると、白だけが不自然に見えると思いがちですが、先ほどのティッシュの写真をもう一度見てください。

バックはタタミの上に置いていますが、タタミの色も不自然になっていないでしょうか。

もともとこのタタミは日に焼けて黄色くなっていますが、設定を間違っている白熱電球設定などを見てみると、張り替えたばかりの青々しいタタミに見えてしまいますね。

このようにホワイトバランスの設定によって、白色だけでなく、写真全体の色合いが変わってしまい、不自然な写真に仕上がってしまう場合もありますので、正しいホワイトバランスを設定するのはとても重要です。

美しい紅葉をホワイトバランスを変えながら撮影しました。

ホワイトバランス:太陽光


ホワイトバランス:日陰


ホワイトバランス:白熱電球

本来太陽光の下で撮影しているので、一番上が自然な写真に見えます。しかし紅葉の赤や黄色っぽさが出ているのは2番目の写真でしょう。逆に3番目の写真は青っぽくなってしまっています。



色温度って何?

ondo.jpg(10044 byte)

色温度とは光源の色をケルビン(K)という単位で表したものです。数字が低いほど黄色っぽくなり、真ん中くらいを白、数字が高いと青っぽくなります。

ロウソクの火や夕日の光は2000K程度、日中の屋外では5000~6000Kです。部屋の中で蛍光灯の光は4000K程度、電球の光で3000K程度と、撮影する場所によって光の色が違います。

ホワイトバランスは光が当たっている色を補正する役割があるので、黄色っぽいロウソクや電球の光は青っぽい色に補正し、逆に晴天時や日陰などは光が青いので黄色い色に補正をします。




ホワイトバランスを設定しよう

一眼レフカメラを含め、最近のデジタルカメラにはホワイトバランスを設定できる項目があります。

一般的にはその光源の色温度(ケルビン)を設定してあげるわけですが、今の光源がどれくらいの色温度なのかなかなかわかりませんね。

そこで一般的な状況下で設定できるプリセット設定があります。

プリセットの種類はメーカーや機種によって異なりますが、一般的なもので以下のような光源プリセットを選ぶことができます。

太陽光: 日中の屋外で被写体が日に当たっている状況下
日陰: 晴れた日中の屋外で被写体が日陰の状況下
曇り: 日中の屋外で天候が曇っている状況下や日中の室内
蛍光灯: 屋内での蛍光灯下の状況
白熱電球: 黄色っぽい白熱電球下の状況

その他マニュアルで厳密に合わす方法もありますが、かなり上級者向けなので、ここでは説明しません。


わざと違うホワイトバランスに設定して雰囲気を出すのもありです。下の写真は夕日をオートホワイトバランスで撮影してみました。真っ赤な夕日が綺麗ですね。




下の写真はあえてありえない白熱電球の設定にして撮影してみました。赤っぽさはなくなりましたが雰囲気が変わりましたね。これはこれでなかなか味のある写真に仕上がりました。

このようにわざと違うホワイトバランスの設定にして撮影してみるのもテクニックのひとつです。




オートホワイトバランスの注意点

いかにも難しい設定が必要なように説明してきましたが、普段撮影するときはオートホワイトバランスに設定しておけば、いちいち違う状況で設定を補正しなくてもカメラが光の色に応じて自動的に調整してくれます。

ただし、夜景など周りが暗く一部分だけが極端に明るい被写体だったり、全体が似たような色(特に空や一色の壁など大半の被写体など)だと、カメラが何を基準に白にすればよいか分からなくなるため、そのような被写体の場合は失敗することもあります。

下の写真はホワイトバランスをオートにして撮影、工場夜景の水銀灯はもっと白っぽいんだけど、ちょっと黄ばんでいますね。


そこでホワイトバランスを白色蛍光灯に設定して撮影、見たままの白い照明が光る写真になりました。



こちらの写真は青空と迫力ある木をオートで撮影しました。空がちょっと薄く黄ばんでいるように見えます。


続いてホワイトバランスを太陽光に設定して撮影、空の青っぽい色が再現できましたね。


このようにオートも万能ではありませんので。その都度画面で確認しながらホワイトバランスを上手に変えてみましょう。どうしても失敗を防ぐには後からホワイトバランスが調整できるRAWで撮影するのもいいでしょう。



紅葉写真撮影の基本やコツをマスターしたら、さらに上手に撮影するテクニックやコツ、アングルや構図なども変えた一歩踏み込んだ表現写真を撮影してみましょう。
デジタル一眼レフカメラや上位コンパクトデジカメなどでは、画像の保存方式を選ぶことができます。
私たちが普段何気なく撮っている写真データはJPEGと呼ばれる種類のものです。しかし、デジタル一眼レフカメラや一部の高級デジカメにはRAWと呼ばれるデータで記録することができます。

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