デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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夜景を撮影してみよう





宝石を散りばめたように美しく輝く夜景、やはり一度は撮影してみたい写真のひとつではないでしょうか。

初心者には難しいと思われがちな夜景撮影ですが、コツと要領をつかんでしまえば誰でも美しい夜景撮影が楽しめちゃいます。





夜景といってもロケーションは様々

夜景というと、香港や神戸、函館の夜の町並みを見下ろした景色が一般的ですが、照明が美しい工場、ライトアップされた夜桜や紅葉など撮影ロケーションは様々です。

夜景=香港・・・と固定観念にとらわれず、夜を夜らしく撮影することを心がけましょう。


夜景撮影の準備

夜景撮影に必要なものは、カメラに三脚があればOKです。レリーズがあれば楽ですが、セルフタイマーでも代用できます。

夜景撮影はシャッター速度を遅くしますので、三脚は必須アイテムです。場所や状況から三脚が使えない場合は、ISO感度を上げることで手でも撮影できますが、流れる車のテールランプなどを再現するのは難しいですね。

さて、それでは一般的な夜景の撮影方法をご紹介していきましょう。初心者と言えでも、ここはカメラ任せのオートモードを使うと失敗してしまうので、初めてマニュアルモードを使います。慣れてしまえば簡単なので、怖がらずにどんどんマニュアルモードを使っていきましょう!


まず、カメラを三脚にしっかりと固定します。


ポジションは「M」(マニュアルモード)に合わせます。


レンズ側のフォーカスモードを「MF」(マニュアルフォーカス)にしておきます。また、手振れ防止機構が付いているものはOFFにしておきましょう。(写真はキャノンレンズですが、STABILIZERがONになっていますので、これもOFFにしてしまいます)

ISO感度は100~200に設定、ホワイトバランスはオートに設定しておきます。
レリーズがあれば便利ですが、ない場合はセルフタイマーを2秒くらいに設定しておきましょう。


これで準備は万端です。




撮影していきましょう

それでは撮影段階に移りましょう。
レンズを写したい方向へ向け、絞りの設定をF8.0くらいに設定します。絞りを開放しすぎるとボケ気味の写真になってしまうので、ある程度絞り気味にするのがコツです。

次にシャッター速度をインジケータを見ながら調整していきます。

インジケーターはファインダーの内部や液晶画面にある、

このようなものです、適切な露出がわかるメーターで、針が中央(ゼロ)にくるようにシャッター速度を調整していきます。

一般的な夜景の明るさであれば、1~30秒までのシャッター速度でインジケーターが真ん中に来ると思いますが、暗すぎて真ん中に来ないときばISO感度を200くらいに上げてみましょう。

インジケーターが消えてしまったら、シャッターを半押しなどすればまた表示されます。


画面でもインジケータが表示されるものもあります。


最後にピントを合わせます。値段の高い一眼レンズはフォーカスの目安となる∞表示で合わせられますが、キットについているレンズは表示がないものが多いです。

その場合は「ライブビュー」機能を使って、コンパクトデジカメや携帯カメラのように、液晶画面に撮影する画面を映します。画面を拡大する機能がついていますので画面を拡大し、液晶画面を見ながらフォーカスリングを回していきます。

ピントがピッタリ合うところで止めればOKです。

レリーズがあればそのままシャッターを押して撮影します。ない場合はタイマーを2秒~10秒に設定し、セルフタイマーを使って撮影します。もちろん撮影中はカメラに手を触れてはいけません。



条件を変えて何枚も撮影する

撮影が終わったら、シャッター速度だけを少し変えて撮影してみましょう。

インジケーターが+1、-1、+3/2、-3/2などなど、インジケーターがプラス側で撮影すると標準(ゼロ)より明るくなり、マイナス側で撮影すると暗く撮影できます。

コンディションによっては標準より明るかったり暗かったりする写真のほうがイイ出来栄えになることもありますので、最低でも5枚くらいは条件を変えて撮影しておきましょう。






三脚が使えない場所では

じっくりと時間をかけて撮影するのが本来の夜景撮影の楽しみですが、条件や場所によってはゆっくり三脚を置いて撮影できないケースも出てきます。

その場合は手で構えての撮影になってしまいますので、遅いシャッター速度では手振れになってしまいます。

そのため、ISO感度とF値がカギになってきます。
ISO感度は上げるほど画質が低下するので、本来はISO100で撮影するのが一番です。しかし手で構えて撮影するのは不可能ですので、必要に応じてISO感度を上げる必要があります。

最近の一眼レフではセンサーの性能も上がり、ISO1600程度まで上げてもさほど見た感じは変わりません。特にサイトやブログで公開すると画像を小さくしますから、もっと目立たなくなります。

「画質は劣ってしまうが、手振れして撮影できないよりはマシ」というのを頭に入れておきましょう。

更に絞りを開放(F値をいっぱいまで小さくする)することで、暗い光をたくさん取り入れてシャッター速度を早くすることもできます。

ある程度暗い所でも、ISO3200~6400で撮影すれば、それなりに撮影できますので、三脚がないときは割り切ってガンガン感度を上げちゃいましょう。


こういった移動しながらしか撮影できない場所では、ISO感度がものを言います。(写真はISO感度3200で歩きながら撮影)



ライトアップされた夜桜なども、ISO感度を上げることでブレることなくスナップ感覚で撮影できます。

手撮りで絞りやシャッター速度をじっくり設定する時間がないときは、絞り優先モードにして、絞りは開放側設定し、シャッター速度はお任せにしておきます。さらに露出設定(EV)をプラス側とマイナス側に少し補正してさらに数枚撮影しておくといいでしょう。



夜景撮影の注意点

以下のことは夜景撮影の注意点として頭に入れておきましょう。

フラッシュは使わない。
よく夜景に向けてフラッシュを使って撮影している人がいますが、夜景ポートレート(夜景と人を一緒に写す)以外はフラッシュを使っても届きません。フラッシュは使わないようにしましょう。

何度も設定を変えて撮影する
一枚撮影したからもういいや・・・という考えは捨てて、設定を変える(シャッター速度)ことが重要です。
標準設定が絶対OKというわけではありません。


基本がマスターできたら、夜景撮影応用編も是非ご覧ください。


ISO感度とは感光部が光を感じる感度の良さを数値化したものです。 もともとISO感度はフィルムの感度の規格でしたが、デジタルカメラの感度にも使われています。
マニュアル撮影モードは、自動露出機能を使わずに、絞りやシャッター速度を任意の数値に設定して撮影ができます。
三脚は用途に応じて様々なタイプがありますので、1つあったらOKというわけでもなく、自分は何の目的で三脚が必要なのかというのも重要になってきます。

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