デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座

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夜景撮影応用編





夜景撮影の基礎ができたら、様々なシーンに合わせた夜景撮影の方法をご案内いたします。絞りやシャッター速度を変えてダイナミックな写真も撮りたいですね。





夜景をじっくり撮る場合はスローシャッターを

夜景の撮影で基本となるのは三脚でカメラを固定した撮影方法です。絞りを程よく絞り、ISO感度を下げて高画質にし、数秒から数十秒のスローシャッターで撮影します。






スローシャッターで流れる写真を撮ろう

スローシャッターにすると流れる煙の動きや、通過する車のテールランプ、観覧車などの動くイルミネーションなどを表現することができます。


撮影時間は20秒、水蒸気がダイナミックに吹き上がっている姿が撮影できますね。


撮影時間は15秒、車の姿は見えずに明るいテールランプだけが流れて撮影できます。




手撮り撮影の場合はシャッター速度を上げて

最近のデジタルカメラは撮像素子の性能が上がり、ISO感度を3200や6400程度に上げてもへっちゃらなカメラが登場してきました、確かに暗い部分のノイズ感は低感度に比べると悪くはなりますが、画像をブログやSNS用に小さくしたり、最近ではノイズをきれいに除去してくれるソフトなどのおかげて、夜景の手撮りもずいぶん楽になってきました。




三脚を使えない場所で撮影する場合は、歩きながらスナップ写真のように夜景を楽しみたい時、じっくり三脚を置いて撮影している時間がない時などには、手撮りに合わせたカメラのセッティングを行います。

まず、撮影モードは絞り優先モードにします。開放よりいくらか絞ったほうが画質は向上しますが、手撮りの場合は光を多く取り込んでシャッター速度を速くしなければいけないので、被写体の明るさに応じて調整するようにします。

シャッター速度はレンズの焦点距離にもよりますが、広角レンズで60分の1~4分の1、望遠レンズで100分の1から20分の1くらいの速さが理想です。もちろんレンズの手ブレ補正機能がついていれば更にブレ軽減が期待できますので、必ずONにしましょう。

絞りとISO感度を調整しながら、理想のシャッター速度になるように調整しながら撮影を行います。




実はLEDは高速点滅している?

よく駅のホームなどにある電光掲示板や、道路のLED案内板などの写真を撮ると、表示が全く写っていなかったり、途中で切れていて綺麗に写らなかったりしたことはないですか?




懐中電灯などに使われているLED照明は直流のため点滅はしませんが、街にある信号機や電光掲示板、イルミネーションに使われているLEDは人間に目には見えない速度で点滅を繰り返しています。

テレビやパソコンの画面を写しても同様のことが発生します。

これをカメラで点滅の速度より速いシャッター速度で撮影すると、上の写真のようにLEDが消えて見えてしまいます。シャッター速度を遅くすればその心配はありません。

夜景のLEDや蛍光灯の照明も同じことが言えます。暗い夜景のシーンでなかなかシャッター速度を速くすることはできませんが、ブレが少なくなるからと言って早くし過ぎると、照明が暗くなってしまうことがあるので注意しましょう。

街中のLED照明は、使っている器具によっても変わってきますが、だいたい100分の1より遅い速度なら、ほぼ問題はないようです。




キラキラした玉ボケを撮ってみよう

闇の中にキラキラ輝くイルミネーションや夜の光は、玉ボケにするにも最適です。近くの被写体に近づいたり、望遠レンズを使うなどして遠近差を大きくし、玉ボケを撮ってみましょう。



異なる奥行にイルミネーションがある場合は、一部分だけにピントを合わすことで手前と奥をぼかすことできます。望遠レンズでは用意に玉ボケを作ることができますが、広角レンズの場合は絞りを開放して、できるだけ近くの被写体に近づいて撮影することで奥をきれいにぼかすことができます。

被写体の中にキラキラしている部分さえ入れることができれば、実は結構簡単に玉ボケ写真を作ることができます。



また、フォーカスをマニュアルフォーカスにして、意図的にピンボケにさせて玉ボケを撮影する方法があります。手前に何も被写体がない場合は、全体をピンボケにさせるだけで幻想的な玉ボケ写真を簡単に作ることもできます。



マジックアワーは日没前後の30分~1時間

日がどっぷり沈んでからの撮影も楽しいですが、夜景の撮影で最も美しいのが、だいたい夕暮れから日没までのマジックアワーと呼ばれる時間帯です。
この時間帯は空の色のグラデーションが美しく、夜景も空も楽しめる一番おいしい時間帯です。特に夕暮れの方向に被写体がある場合は積極的に空と夜景のコラボレーション写真を撮りましょう。







ホワイトバランスを変えると雰囲気も一転

 WBオート

 WB電球

 WBカスタム

上の写真は1枚のRAW画像をホワイトバランスだけ変えて現像しました。全く同じ写真ですが、色あいがそれぞれ違いますね。一番上はオートで撮影した一番自然な(見た目に近い)写真です。真ん中は空のブルーっぽく仕上げた写真で、一番下は紫色に仕上げた少し幻想的な写真になりました。

このようにホワイトバランスの調整だけでも写真の雰囲気が変わります、JPEGで撮影する場合は、様々なホワイトバランスで撮影してみてもいいかもしれません。RAWで撮影する場合は現像ソフトでいろいろ変えてみても面白いでしょう。




夜景撮影の注意点(中級編)

長時間露光はしっかりした三脚を
三脚を使ったからといって、絶対にブレないわけではありません。長時間露光ほど、望遠レンズほど、風が強い日ほどしっかりとした三脚が必要になります。

強い光源がある場所を避ける
夜景撮影で、明るくて眩しい照明が近くにあると、フレアと呼ばれる現象が起き、極端にコントラストが低下して白っぽくなってしまいます。できるだけ強い光源は画面に写り込まないように注意します。どうしてもその方向しか撮れない場合は、少しずらすなどして、画面から光源を外すだけでも効果が大きいです。


強い光源があると、コントラストが著しく低下します。







ISO感度とは感光部が光を感じる感度の良さを数値化したものです。 もともとISO感度はフィルムの感度の規格でしたが、デジタルカメラの感度にも使われています。
マニュアル撮影モードは、自動露出機能を使わずに、絞りやシャッター速度を任意の数値に設定して撮影ができます。
三脚は用途に応じて様々なタイプがありますので、1つあったらOKというわけでもなく、自分は何の目的で三脚が必要なのかというのも重要になってきます。

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